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オリジナルオートクチュールDカン

TOKYO QUADRO MARKETからunikk店長の金井がお送りします。

皆様、6月に入りましたね。大分暖かくなり、日中は夏目前の熱さですね。

さて今回は、TQMでもお馴染みアムリタカスタムギターズさんからギターケースのDカンを修理出来ませんか?と言うご相談を受けました。

拝見しましたところ、金属疲労で溶接部分が外れてしまった状況で、修理にあたっての問題点は2点ありました。

①Dカンの素材が鋳物と言われる一般的に金属のキーホールダーなどに使用されている素材で、鉛素材が含まれている可能性が高いので直接バーナー等で溶接すると本体が解けてしまう危険性がある。
ハンダ付けの様な溶接方法が理想ですが、強度が弱いと言う難点が有り修理しても又外れてしまう可能性が有る。

②2点目の問題は、取り付け部分が合成皮革でギターケースと一体化している為、取り付けが困難だということ。

この2点の問題や修理に要する時間を考え、僕が下した決断はというと・・・
一からオリジナルオートクチュールDカンを製作した方が早い!!

と言う事で製作開始。
その作業工程を大公開しちゃいます!

まず、厚み5mmの真鍮板を壊れたDカンの内寸をトレースし糸鋸で切断します。
外寸は削り出しで成形を行う為大まかな形に切断します。

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切断後、ヤスリにて削り出し成形。

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今回のポイントは、シャフト部分!強度を考えΦ3mmの寸切りボルトを使用し両端にふくろナットを使用する事で取り付けやすくしました。

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寸切り部分が合成皮革に干渉しないようΦ4mmのパイプを使用しシャフトが入る筒状の部分に設置。
エンドのふくろナットを設置す際ゆるみ防止剤を使用し、しっかり取り付けて完成!!

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こんな感じです。

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末永く大事に使用して頂けます様に。。

unikkでは、ジュエリーに限らず金属の金具部分に関しましても修理、制作致しますので、皆さまお気軽に御相談下さいませ。


2016-06-07 | Posted in Blog | Comments Closed