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AMRITA RECORDS(アムリタ・レコーズ)、始動

TQM、ソーシャル・ギャラリー(Social Tokyo)の2F、アムリタ・カスタム・ギターズ(Amrita Custom Guitars)
なんといってもカスタム・オーダーのオリジナルギターが有名だが、もうひとつ注目して欲しいのはアナログ・レコードのコレクションである。60年代~80年代のUK、USA盤のオリジナルはもとより日本盤のオリジナルも豊富。まだ、公式にはレコード店を名乗ってはいないがもうすぐAmrita Recordsのプレートも掲げるつもり。随時レアなレコードを仕入れて行くから是非期待して欲しい。

最近、アナログ・レコードの魅力がまた見直されつつある。これは世界的傾向である。
日本の市場と違いニューヨークでもロンドンでも音楽配信が主流になりCDは姿を消し始めている。大型CDショップはニューヨーク・マンハッタンには見当たらずロンドンでもかろうじてオックスフォード・サーカスにあるHMVとショーディッジのラフ・トレードくらいのものだ。(中古CD屋は除く)しかしここでもアナログ・レコードが占める割合が一昔前よりずいぶんアップした。最近では名盤であるボブ・ディランの「フリーホイーリン」やビートルズの赤盤青盤がアナログとして復刻されている。これらはすべてオリジナルのマスターテープを使用、リマスタリングされている。特筆すべきはほとんどが1960年代初頭の180gと言う重量盤でリリースされていることだ。その重量が示すようにこれらの盤はラウド・カットと言われカッティングの際かなりのレベルが稼げる。ボトムの音なんかズンズン響いて来る。ビートルズの赤盤や青盤がリリースされたのは70年代だからこの時期180gの規格はすでに無くなっていた。しかしここ最近アナログ・レコード、それもこの180g盤がことに見直され始めた。CD音源と言うのはハイが強く基本的にノイズは無い。時に耳に痛いほど突き刺さるクリアな音だ。しかし、そこにはアナログ盤のように柔らかく太い暖かみのある音が欠落している。この違いは周波数にあると言われている。長くなるので詳しくは書かないがCDでは人間の耳に聴こえない周波数がカットされている。ところがレコードには人間の耳に聴こえない周波数までもが録音されている。たぶん空気感までレコードの素材塩化ビニールに収められているのだと僕は思う。つまり身体でその響きを受けとめ聴く事が出来る。CDとはどの迫力もアベレージで聴こえる範囲の圧縮データなのだ。

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さて、今回リリースされたリマスタリング180gのビートルズ赤盤青盤はそれゆえこれまでにない迫力のある音が聴けるはずだ。
本来の録音された生に近い音に人の身体、聴覚は還り始めた。レコード盤の上で音の強弱(音圧)により針が揺れ振動するのを耳の鼓膜が感知しその揺らぎに身体が反応するのを改めて人は確認した。少なくとも僕にはあの直線的で攻撃性を持ったCDの音よりもレコードは耳に優しく、時にクールに、時に熱く、身体に深く響く。

アムリタ・レコーズ是非顔を出してください。そしてターンテーブルに乗ったアナログ盤の音を体感してください。


2015-03-10 | Posted in Blog | Comments Closed